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プレスリリース

2021年09月21日 更新

【ニュース】がん免疫細胞療法を開発するガイアバイオメディシン社に出資

CYBERDYNE株式会社 (茨城県つくば市、代表取締役社長:山海嘉之、以下、「当社」) は、ヒトの免疫細胞から新たながん治療薬を開発する株式会社ガイアバイオメディシン(東京都新宿区、代表取締役: 倉森和幸、以下、「ガイアバイオメディシン社」)に対して、当社の子会社であるCEJキャピタル株式会社が運用するサイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合 (CEJファンド)から出資を行いましたので、お知らせいたします。

ガイアバイオメディシン社は、九州大学大学院薬学研究院・米満吉和教授の研究成果を活用して、新たな細胞医薬品の開発に取り組む九州大学発のベンチャー企業です。同社が開発するNK細胞と形質上類似するNK様細胞(GAIA-102)はがんの中でも最も死亡者数の多い肺がんのうち、約8割を占める「非小細胞肺がん」への高い有効性を見込まれており、様々な固形がんに対して有望な免疫細胞療法となることが期待されています。

がんは日本人の最大の死因となっており、新たな治療法の開発は喫緊の課題となっています。当社は、革新的ながん免疫細胞療法の開発に挑戦するガイアバイオメディシン社を技術面、資金面、事業面で支援してまいります。また、当社は、羽田空港に面する川崎市殿町キングスカイフロントにおいて、HAL®などの臨床研究に加えて、再生医療や創薬などのバイオ系の研究を推進するサイバニクスイノベーションベースを建設中ですが、当社の「サイバニクス技術」(人・ロボット・情報系の融合複合技術)を、バイオ領域においても複合融合していくことにより、『サイバニクス産業』の創出を一層加速してまいります。

(当社の山海社長のコメント)
近年、がん免疫細胞療法として、CAR-T細胞など一部の血液がんに対して著しい効果を示す細胞医薬品が開発されていますが、固形がんに対しては浸透能や殺傷能が足りません。この問題の解決法として、ガイアバイオメディシン社はGAIA-102というNK様細胞を開発・製品化し、様々な固形がんに対して効果的な免疫細胞療法として展開しようとしています。既存療法では対処が困難な「固形がんの治療」の新たな選択肢として熱い視線が注がれています。ガイアバイオメディシン社の取り組みは、固形がんに苦しむ多くの方々にとって価値あるものと考え、当社は、そのチャレンジを全面的に支援してまいります。

<参考>
■ 株式会社ガイアバイオメディシン社 HP:https://gaia-biomed.com
■ 2021年9月21日 株式会社ガイアバイオメディシン社のプレスリリース:https://gaia-biomed.com/news/227/

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