CYBERDYNE Online Store

🔍

プレスリリース

2021年09月13日 更新

【ニュース】急性心筋梗塞患者の迷走神経刺激装置を開発するアドリアカイム社と資本業務提携

CYBERDYNE株式会社 (茨城県つくば市、代表取締役社長:山海嘉之、以下、「当社」) は、急性心筋梗塞患者の迷走神経刺激による革新的な治療デバイス(ARIS)*1を開発するアドリアカイム株式会社(東京都八王子市、代表取締役: 小林正敏、以下、「アドリアカイム社」)に対して資本業務提携(当社からアドリアカイム社への出資) を行いましたので、お知らせいたします。また、同時に当社の子会社であるCEJキャピタル株式会社が運用するサイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合 (CEJファンド)からもアドリアカイム社に対して出資を行っております。

アドリアカイム社は、国立循環器病研究センターの長年の研究成果を活かし、急性心筋梗塞患者の慢性心不全への移行を軽減するための世界初の迷走神経刺激デバイス(ARIS)の開発に取り組んでいます。ARISは、急性心筋梗塞患者の迷走神経を刺激することで心筋梗塞領域縮小を図るもので、薬剤で実現出来ない迷走神経の賦活化を電気的刺激で実現し、予後不良となる患者に対して、より高い治療効果が期待されています。

当社は、多くの急性心筋梗塞患者様の治療に貢献できるよう、アドリアカイム社を技術面、資金面、事業面で支援してまいります。特に、当社の超小型バイタルセンサーによって検出した急性心筋梗塞患者の心電信号から期外収縮、徐脈、頻脈等を検知し、さらにHAL®︎で培った当社の生体信号制御技術を活用することで、次世代のフィードバック神経刺激装置の開発の可能性も併せて検討してまいります。

*1  ARISはアドリアカイム社の開発コード名です。

(当社の山海社長のコメント)
心筋梗塞などにより生じる心不全は、一度なってしまうと根治が難しく、ADL (日常生活動作) や QoL (生活の質) を大きく低下させます。アドリアカイム社は、独自技術による迷走神経刺激デバイスにより、世界で初めて心不全の発症を抑制する革新的な医療機器の開発に挑戦しています。人の健康に寄与する非常に価値ある取り組みであり、当社の事業と連携をさせながら、医療分野でイノベーションを起こそうというアドリアカイム社のチャレンジを全方位から支援します。また、羽田空港に面する川崎市殿町キングスカイフロントに建設しているサイバニクスイノベーションベースに集まる医療・バイオ系ベンチャーとの連携により、更なる加速も期待できます。活躍を期待しています。

<参考>
■ アドリアカイム株式会社 HP:http://www.adriakaim.co.jp/
■ 2021年9月13日アドリアカイム社プレスリリース (PR TIMES):
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000085650.html

ページ上部へ戻る